キムチは発酵食品なので、「賞味期限が切れても食べられる」「むしろ酸っぱくなったほうがおいしい」という声も聞かれます。たしかにキムチは日がたつと発酵が進んで味が変わる食品ですが、発酵が進んだ状態と、傷んだ状態は別ものです。
この記事では、賞味期限切れのキムチはいつまで食べられるかの目安と、食べないほうがよい状態の見分け方、酸っぱくなったキムチのおいしい使い方を解説します。
賞味期限切れのキムチはいつまで食べられる?
| 状態 | 目安 |
|---|---|
| 未開封・冷蔵保存 | 賞味期限から1〜2週間程度なら、状態に問題がなければ食べられることが多い |
| 開封後・冷蔵保存 | 1〜2週間程度を目安に食べきる(日がたつほど酸味が強くなる) |
| 常温に長く置いた | 食べない |
| 冷凍 | 1か月程度(食感が変わる) |
※ 目安です。市販のキムチは、乳酸菌の発酵が続く「発酵タイプ」と、発酵させずに調味液で漬けた「浅漬けタイプ」があり、日持ちが違います。期限を過ぎたものは必ず状態を確かめ、不安があれば食べないようにしましょう。
「酸っぱい」は傷んでいるサイン?
キムチは乳酸菌の働きで、日がたつにつれて酸味が強くなります。酸っぱくなっただけなら、多くの場合は発酵が進んだ状態で、韓国では「古漬けキムチ」として料理に使われます。
ただし、次のような変化がある場合は、傷んでいる可能性があります。
食べないほうがよいキムチの見分け方
- カビが生えている:表面に白・緑・黒などのふわふわしたカビがある。白い膜(産膜酵母)の場合もありますが、見分けがつかない場合は食べないようにしましょう
- 異様なにおい:発酵の酸っぱいにおいとは違う、腐ったようなにおい、アルコールのような強いにおい
- ぬめり・糸を引く:白菜がぬるぬるしている、汁が糸を引く
- 白菜がとろける:形がくずれるほどやわらかくなっている
- 容器が大きくふくらんでいる:発酵のガスでも少しふくらむことはありますが、パンパンにふくらんでいる、開けたときに汁が噴き出す場合は注意
キムチを長持ちさせる保存のコツ
空気にふれさせない
取り出したあとは、表面を汁に浸すように押さえ、ラップを密着させてからふたをすると、カビが生えにくくなります。
清潔な箸で取り出す
使った箸をそのまま容器に入れると、雑菌が入って傷みやすくなります。
においが気になるなら密閉容器へ
キムチのにおいはほかの食品に移りやすいので、密閉できる容器やガラス瓶に移しかえると安心です。
酸っぱくなったキムチのおいしい使い方
- キムチチゲ:酸味がスープのうまみになります
- キムチチャーハン:炒めると酸味がやわらぎ、香ばしくなります
- 豚キムチ:豚肉の脂と酸味がよく合います
- キムチ鍋:これからの季節にぴったりです
加熱して使うと、酸味がまろやかになり、食べやすくなります。食材の「酸っぱい」が傷みのサインかどうかの見分け方は、エリンギが酸っぱいときの対処法でも解説しています。
よくある質問
Q. 賞味期限切れのキムチの乳酸菌は減りますか?
発酵が進むと乳酸菌の数は増えたあと、時間とともに少しずつ減っていくと言われています。また、加熱すると乳酸菌は死んでしまいますが、死んだ菌も食物繊維のように働くと言われています。
Q. 白い膜はカビですか?
キムチの表面にできる白い膜は「産膜酵母」の場合もあり、体に害はないとされています。ただし、カビとの見分けは難しいため、ふわふわしたものや色のついたものがある場合は、食べないようにしましょう。
まとめ
キムチは、未開封なら賞味期限から1〜2週間、開封後は1〜2週間程度が目安です。酸っぱくなっただけなら発酵が進んだ状態のことが多く、チゲやチャーハンなど加熱料理においしく使えます。ただし、カビ、異様なにおい、ぬめり、とろけた白菜は傷んでいるサインなので、食べないようにしましょう。

