今日は美容機器HIFUで施術する時の注意点についてお話します。HIFUとは、”高密度焦点式超音波”の略で、皮膚の奥深くにある筋膜にアプローチし、脂肪を分解する施術法です。しかし、HIFUの施術には注意点やトラブルが多く、そのリスクも高いと言われています。
【HIFUの施術での注意点】
HIFUの施術を行う際には、以下の注意点に注意する必要があります。
【HIFU施術での注意点①:熱傷を起こす可能性】
HIFUの施術で一番多いトラブルの一つが熱傷です。HIFUは超音波を1点に集中させることで熱を発生させますが、出力を急激に上げるとお客様が火傷を負うリスクがあります。最大出力で施術を行うことは絶対に避けるべきです。実際に、熱傷で顔の半分に水ぶくれができたり、火傷をして半年かかる治療をした例もあります。
【HIFU施術での注意点②:神経損傷の恐れがある】
HIFUは皮膚の奥深くにアプローチするため、施術中に神経を傷つける可能性があります。特に顔の施術では神経を避ける必要がありますし、施術する場所も限られています。誤って神経にHIFUを打ってしまうと、神経痛や神経損傷を引き起こす可能性があります。
【HIFU施術でのトラブル】
HIFUの施術では、過去にいくつかのトラブルが報告されています。
【トラブル①:2017年国民生活センターからトラブル発生の発表】
2017年には、国民生活センターからHIFU施術によるトラブルの報告がありました。エステサロンでHIFUを受けた人々が顔面が急に熱くなり痛みが走ったり、熱傷や神経損傷を引き起こすなどの被害が報告されました。
【トラブル②:2015年国内未承認の医療機器販売でエステサロンオーナー逮捕】
2015年には、国内未承認の医療機器を販売したエステサロンオーナーが逮捕される事件も起きました。この機器は痩身目的ではなく、前立腺がんの早期治療に使われるべき機器でしたが、エステサロンで販売され、健康被害が報告される事態となりました。
【トラブルにより施術者が逮捕される危険もある!】
HIFU施術にはリスクが伴い、トラブルが起きると施術者自身が逮捕される可能性もあります。特に健康被害が多く報告されるHIFUの導入は慎重に行うべきです。施術者は施術時のリスクや注意点をきちんと把握し、お客様にも説明する必要があります。
まとめると、HIFUの施術は高いリスクが伴うため注意が必要です。熱傷や神経損傷のリスクがあり、トラブルも報告されています。エステサロンオーナーとしては、慎重な検討と適切な施術法を選ぶことが重要です。